インドネシアの美龍さんから、補足のお便りを頂戴しました。いつもありがとうございます。
(谷田貝)
美龍です。Fさんのお便りを拝見しました。
年齢を問わずに谷田貝さんのメルマガやホームページを ご覧になっている方がいらっしゃると思うのですが、今 一度、お伝えしたいことがあってメールしました。 まず、最初にお断りしておかねばと思うことは、
あのよ うな苦言を呈するような発言をしましたが、決して、こ れから海外で過ごそうと思っていらっしゃる方を排除しようとか、脅かそうとか思っているわけではないという ことです。海外で暮らすということが、
「他国の少数民 族」になるんだということを意識にとめておいて欲しい と思ったからです。
6ヶ月なり1年なり、もしくはそれ 以上の期間を他国で暮らす場合、当然VISAの問題が でてきますが、何よりも、そこに暮らす人たちの目が、 観光客という見方から、そこに”住む”外国人という見方 に変わってきます。
それを意識してご滞在いただきたい のです。せっかく日本での煩わしさを忘れて、楽しく、 幸せに暮らしたいと思っていたものが壊されない為にも、 そのことだけは忘れないで頂きたいのです。外国人観光 客気分を目立たせることが、自分の望むところではない にもかかわらず、事故や事件に遭遇させる危険があるの です。日本のことわざ(?)にも、「注意一秒、怪我 一生」とありますよね?まさに、そういうことだと思う んです。私の両親と同年代の方や、それよりも上の方が、知らなかったとはいえ、現地の方との間で何らかのトラ ブルに巻き込まれたり、不愉快な思いをされたり、そんな姿をみるのは、とても辛いんです。また、現地の方の 気質を知る立場の日本人からすると、現地人の言い分も理解できるものがありますし、不愉快な体験からその国 の人間全員やその国自体を嫌いになられてしまう人に 出会うのも悲しいんです。
せっかくの海外滞在の夢や憧れを悲しい結末にしない為 にも、これから谷田貝様を頼られる方、引き続きお世話 になろうと思っている方は、是非、その言葉に耳を傾け てください。滞在前からアドバイスをいただける、これ ほど心強いものはありません。勢いだけで他国に飛び込 んでしまった私が言うのだから、嘘じゃないですよ。 (苦笑)PS. すごい個人的なことですが、谷田貝さん、国府台高校の ご出身だったんですね。私、市川市の出身なんですよ。
2002年2月26日