東京郊外の某女子大で教鞭をとられるSさん。
子育てをしながら仕事に打ち込む女性です。
Sさんとは、Sさんがバンコク在住時無農薬バナナ栽培農家の支援をされている ころ、現在はラオスのヴィエンチャンで活躍中のボランティア団体のYさんの紹 介で知り合いました。
Sさんが先週、出張の合い間にバーンタオ・チェンマイに滞在してくださり、そ の感想が届きました。
次回は是非、お子さんとご一緒にお越しください。
谷田貝様
9日の便で日本に帰国いたしました。
今回は、旅の終盤でチェンマイの素敵なお宅に宿泊させていただき、本当にありがと うございました。
チェンマイでもかなり忙しく、出たり入ったりの大忙しの滞在ではありましたが、リ ラックスできました。
リラックスというのは心身がリフレッシュすることですよね。
旅の途中だったので、身体の疲労回復はともかく、 心がリラックスしました。
自分の心と体の奧にある、忘れていた感情が蘇ってきて、自分でびっくりしました。家というのは、その主の思いのようなものが溢れ出ると思います。
実際のオーナーの方の思い、そして現在そこを借り、管理している人の思い。 タイ人的に言うと、こうした人の思いがいいウィンヤーン(日本語で言うと魂とでも 言うのかな)を呼んで、家とそこに集う人を守っているのでしょう。
バーンタオチェンマイでそれを感じました。こんなお家に住んでみたいなあ、と漠然と考えているうちに 私がこのような家の主だったら、ああしたい、こうしたい、という夢がいくつも浮か んできました。
玄関に、水をはった瓶を置き、花を浮かべるとか、階段の途中にネコヤナギの造花(? )をシンプルな花瓶に挿しておくとか、古いランナーの暮らしを描いた絵を寝室に飾 るとか、庭でタイの熱帯の園芸を楽しむとか…。あと20年がんばって働いて、その後に実現できる!!
Kさんにもよくしていただきました。
とくに朝食に出して頂いた、Kさん手作りのいちごジャムはお世辞抜きにとって もおいしかったです。
どうぞよろしくお伝えください。5月7日には1泊で、ヴィエンチャンにYさんを訪ねてきました。
ヴィエンチャンでおいしいワインとイタリア料理に舌鼓を打ってきました。 帰路のワッタイ空港での昼食ビュッフェも手頃にラオス料理を満喫し、これまた美味 でした。あれ、なんだか食べることばかり書いているみたいですね。
娘がいなくなってからの旅は、最初と最後が娘を恋しくなりましたが 真ん中は独身時代に戻ったように、子がいることを忘れて仕事がはかどりました。
妊娠時から5年経っており、私にとってもいい育児休暇になった旅でした。本当に素敵なチェンマイの宿をご提供いただき、ありがとうございました。
谷田貝さんもどうぞご自愛くださいませ。
2004年5月10日