長年の夢でもあったタイの遊学に・・・

10月8日付けのこの欄で紹介させていただいた静岡のMさん。 残念ながら台風の日のセミナーにはご参加いただけませんでしたが、その後何度 かメールのやり取りをするうちに、とても興味深い生き方をされていることが判 りました。 語られるテーマは多岐に渡ります。そして得られる教訓も多いです。 特に現役世代の女性には参考になるのではないかと思います。 数回に分けて掲載したいと思います。

谷田貝様 お返事ありがとうございます。 亀の歩みとは思えないような忙しいスケジュールをこなしていらっしゃるようです ね。 現在の私の仕事は、短大で介護福祉士の養成に携わっています。といっても非常勤職 員ですけれど。もともとは看護師で、肢体不自由児の施設や、リハビリ専門の大学病 院で働いていたのですが、毎日忙しく患者さんの看護をしているうちに、いつのまに かルーチンワークのように笑顔で接している自分、時には笑う余裕さえなくなってい る自分がいやになり、少しリフレッシュして医療の世界から離れることで自分のいた 世界を見つめなおそう、と思い長年の夢でもあったタイの遊学?にふみきりました。 初めてタイに旅行に行ってから4年目のことでした。 滞在した約1年の間に、AUAという語学学校に60時間の基礎コース、あとは時々友 人とプライベートレッスンを受けながらタイ語を勉強しました。後は、チェンマイで 出会ったさまざまな人たちから影響を受けて、尼寺に修行に行かせてもらったり、タ イマッサージを習ったり、山岳民族の村にホームステイにいったり、HIVの方たち へのボランティアなどさせていただきました。というと、なんだか忙しそうに思える かもしれませんが、ほとんどは気ままな生活でしたが。当初の予定の1年を過ぎて、 感じたことは、「もう一度社会的に責任のある仕事がしたい」「やっぱり看護の仕事 が好き」だということでした。 日本に戻り、もう一度仕事をしようと考えたとき、偶然飛び込んできたのが「ホーム ヘルパー養成講師」の話でした。医療現場で学んだテクニックや考えはいかせるので はないかと、もう一度福祉の勉強をしながらケアマネの資格を取ったり、現場の話を 聞きながら試行錯誤で3年間講師を務めさせていただきました。その後また飛び込ん できたのが、現在の仕事なんです。医療の現場では生命や安全が最重視されています ので、毎日の生活をどうその人らしく楽しく生きるかについては、おろそかにされが ちですが、この仕事につくことによって、新たな世界が広がりとても楽しい毎日で す。先日、急に入った仕事は、介護福祉士の国家試験対策セミナーの講義日程が急遽 変更になったため、なくなく谷田貝さんのセミナーに参加することをあきらめたので す・・・ またまた話しが長くなってしまいました。 今日は、学生が介護実習に出ているので、施設を巡回しながら指導してきます。最 近、めまぐるしく変化する福祉の現場を見るのも楽しみのひとつです。福祉機器展、 私も行きたかったのですが、毎年、実習の時期と重なるのでなかなか都合がつきませ ん。何か目をひくような機器はありましたか???(谷田貝注:東京ビックサイ トで行われた国際福祉機器展) それでは、きょうはこのへんで。 静岡 M 10月13日

あと数回続きます。

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