バーンタオ村・村人誌 バーンタオ通信
─癒しの大地・タイ王国に暮らす─２０１６年３月１６日号

作者：谷田貝良成
１９６４年５月１９日生まれ牡牛座。Ｏ型。
１９８８年４月２８日来タイ。在タイ生活２８年目
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※このバーンタオ通信は、バーンタオ村建設を目指す谷田貝良成の日常の軌跡を記録します。
「軸」がぶれないように。
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★バーンタオ川柳

ひとの死で
多くのことを
まなびます

亀乃家

※本文にて。
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■■カメのつぶやき・今日のポイント

「お父さんうちに帰って来てるから・・・」

バンコクの空から、サワディークラップ！！
今日のお天気、無茶苦茶よく晴れています。

さて、またサボってしまいました。ゴメンナサイ。
今日から復活します。

実は、今月２日から１２日まで日本にいました。

父が、３月２日の未明に亡くなりました。享年８８歳。

タイ帰国後のあれやこれやも終わり、私も通常モードに戻りました。

８８歳。

大往生と云って良いのではないでしょうか？

昨年夏くらいから食欲がないと言い出し、食が細り、体力が衰え始めました。
病院に行っても原因はわからず点滴をされ帰されるばかり・・・

先月半ば、いよいよ耐えられなく再度病院に行くと、呼吸も浅くなり酸素吸入器を付けられ集中治療室へ入れられました。
ここでやっと、胃の中に真菌というのがいて悪さをしてるということがわかりました。（もっと早くわからなかったのかなあ・・・？）

で、点滴に抗生物質を入れ、こいつは退治したのだそうです。

呼吸も回復し、
酸素吸入器もとれ、
一般病室に移れたので、
後は回復し、再度家に帰れると信じていたのですが・・・

長期間呼吸器を付けて、栄養を点滴で採っていたので食べ物を嚥下することが出来なくなっていました。
それでも毎日嚥下のリハビリを開始したとの事だったの安心していました。

ところが、ある日医師から「早く回復したいなら、胃ろうにしたらどうか？」と勧められました。
母には、胃ろうは最後の手段だから、今はリハビリに集中した方が良いのではないか？と話し、私は私で、友人の医師や、
介護関係者に意見や情報を集めていました。

ある意味様態は安定しているとのことだったので、２月２８日からミャンマーに２泊３日の予定で介護関連の視察に出かけました。

一応全行程を終え、一夜明けた３月１日の早朝、母から電話がありました。
父の様態が急変した、早く帰国するようにと・・・

「え？話が違うじゃないか？」

こちらはむしろ、退院後の介護のことを心配していたのに・・・。
そんなことを考えつつも、身支度を整えヤンゴンのホテルをチェックアウト、空港へ向かいバンコク行きのフライトをゲット。
元々６日に日本に行く予定でいましたので、同じ全日空の最速のフライトに変更。
幸い残り少なかったですが、羽田行きの夜便を取ることが出来ました。

そして機内。
元々夜便では眠れるタイプではなく、映画を観ることにしました。

「男はつらいよ」か「鉄道員（ぽっぽや）」

どちらにしようかな？とちょっと思案した結果、未だ観たことのなかった浅田次郎原作の「ぽっぽや」にしました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/鉄道員_(小説)

観始めてからしばらくして、

「ちょっといやだな・・・」

と感じました。

最初に主人公の乙松夫妻の幼い娘が亡くなり、次に奥さんまで亡くなる・・・。

「やたら人が亡くなる映画だな・・・、観なきゃ良かったかな？」

とはいうものの、最後まで観てしまいました。

現代の乙松の許へ、見覚えがある人形を抱えて現れた少女とその姉二人が現れます。
乙松と同じく「佐藤」と名乗ります。
「正月休みで遊びに来たと話し、乙松は近所にある寺の住職の孫だと思い込んでいたが、住職からの電話で「娘も孫も帰ってきていない」と告げられ、少女が誰であるかを知ることになる・・・」（https://ja.wikipedia.org/wiki/鉄道員_(小説)　から抜粋）

そして、雪の駅のホームに倒れている乙松のショット・・・

このストーリーから暗示的なものを感じてしまいました。

一睡もせず着陸。

ターンテーブルで荷物を待ってる時に母に電話しました。
私は父の入院している千葉県流山市の病院に直行するつもりでした。
すると、母は、

「お疲れさま。うちに帰っておいで。」

と。

「え？俺、病院に行くよ。」

「良いのよ。お父さんうちに帰って来てるから・・・」

亡くなったのが２日午前２時４２分。
私が映画のラストを観ていたのも・・・

すいません。
湿っぽい話しになりました。

書いてると、まだ、記憶が生々しいということに気づきます。

ただ、眠れぬ飛行機の中で、父の私に残してくれたこと、そして、私がこれからやるべきことを、改めてしみじみと考えさせてもらえました。

さ、改めて、前に進みます。

親父、また報告するから・・・

それでは今日はこの辺で！！
今日も皆さんに、 幸福と健康の粒子が、 たくさん降り注ぎますように・・・。
その粒子が肌に触れ、心に触れ、健やかな一日でありますように・・・。 （谷田貝）
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■■バーンタオ日誌：カメのあゆみはのろいけど・・・■■

２０１６年３月１５日（火）

☆バンコクのお天気
http://www.wunderground.com/q/zmw:00000.16.48456
最高気温： ３５度
最低気温： ２６度
最低湿度： ４７%（１５:００)
※随分暑くなりましたね・・・

起床:０５：３０　・・・　夢：・・
http://www.hayaoki-seikatsu.com/users/baantao/monthly/
ヨーガ、呼吸法、瞑想法の稽古。
５キロ走る。
１２：００　昼食。
１８：３０　帰宅。夕食。

朝食：なし
昼食：素麺（自宅にて）
夕食：鶏唐揚げ、蝉・コオロギ・コガネムシなどの唐揚げ、蕗に似た野菜のカレー赤蟻卵入り（自宅にて）

●酒量：休肝日
●講評：昆虫日和
“バーンタオ流食の原則”はこちらからどうぞ
http://www.baantao.com/main/column_kame/column_kame-5.html
●今日の体重（谷田貝）：６５．４キロ
●今日の体脂肪率：１８％
●今日の体調：絶好調。
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■■今日のお勧めメニュー＆レストラン■■

「蝉・コオロギ・コガネムシなどの唐揚げ、蕗に似た野菜のカレー赤蟻卵入り（自宅にて）」

味わいの多い食生活ですね。

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【発行者】Wellness Life Project(Thailand)Co.,Ltd.代表取締役兼ウエルネスライフプロデューサー 谷田貝良成

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【編集後記】

さあさあ！
前向きに行くよお！

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