インドネシアの美龍さんから・・・

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バーンタオ・チェンマイに関してメールマガジンに掲載しましたら、実に沢山の方からご意見を頂戴しました。 インドネシアで事業を展開する女性から励ましのお便りを頂きました。

これから海外で暮らしたいという方には多少耳の痛い意見かも知れません。でも貴重な示唆に富むご意見です。 敢えて公開します。御一読ください。 (谷田貝)

谷田貝様 はじめてお便りいたします。 私は両親を日本に置き去りにし(苦笑)、現在、インドネシアで暮らしています。
といっても、こちらの男性と結婚したわけではなく、こちらで小さいながらも会社 を運営しています。

以前から、両親をインドネシアに呼び寄せることを考え、 何度かそういう話もしていましたが、最近、日本では「タイが老後の生活を送る のにいい」と注目を浴びていると聞き、それで谷田貝さんのメルマガを購読する ことになりました。

今回のメルマガを拝見して思ったのですが、その国の事情につうじているわけ でも、その国を研究しているわけでもない、ごくごく一般の方が海外での生活を 理解することは非常に難しいと思います。

Yさんのような方々のほうが多いので はないでしょうか?老後の海外生活を希望される、夢見られる方の大半は、ここ インドネシア(特にバリ島)を希望される方もそうですが、旅行者の延長線上の ような生活を望んでいる方が多いと思います。

他国に暮らす苦労だなんだという のは、彼らの海外生活には含まれていないものと思ったほうがよろしいのでは ないでしょうか?そう思って、説明をされるようになれば、ある意味、それなりの 覚悟をしたうえで滞在される方が残ってくると思います。

人間をふるいにかける などということは無礼なことかもしれませんが、観光客気分で、いいとこ取りの 感覚で他国に暮らすほうが、希望者本人にとっては危険なことですし、その国 の人間にとっても迷惑な話だと思います。

実際、「日本に荷物をまとめて帰れ」と言いたくなるような方たちもインドネシア では見受けられます。言葉を覚える努力もしない、自分で買い物すらできない (たとえスーパーであっても)、その国や土地の風習やら慣習やらにとにかく 不満を言い続け、でも、日本よりは物価も安いし、気楽にくらせるからという理由 だけで滞在を続け、周りの日本人や現地の人間に迷惑をかけている人たちは 山ほどいます。

あくまでも、外国は外国。他国であって、日本の領土ではありません。 その国で暮らすには、それなりの危険から不便から覚悟して暮らすべきであり、 そこで暮らしている方たちやそこの土地の暮らしを受け入れられないような人 は日本以外の国に住むべきではないでしょう。

年に数回の気ままな滞在で、 お好きなだけホテル暮らしでもなんでもしていただけばよろしいかと思います。 今後、海外で余生を送ろうとする人は増えてくるかもしれませんが、どういう 方たちを対象にサービスを提供するのか、これだけは譲れないという一線 が何なのか、それを明確にされて、ご案内、ご説明されればよろしいのでは ないでしょうか?

Yさんにご理解いただけなかったのは残念なことですが、 メルマガの内容批判などのご意見も飛び出したとなると、Yさんが望まれる タイでの生活と谷田貝さんが提案されるタイでの生活の内容が、根本的に 違っていたのだと思いますし、目に見える直接的なことしか見ようとしない のであれば、とてもではないですが、異国で、現地人多数の中の少数として 生活などできるはずもありません。

実質的なビジネスに役立つ意見と「そういう人もいるんだ。そういう人が 今後は多数になるかもしれない」という現実を教訓にして、自信をもって 施設の運営やメルマガの発行に頑張ってください。本当にメルマガが 面白くないのであれば、読者数だって伸びないですよね。本当に情報を 必要としている人は、文章の合間や、ちょっとした記事からも参考になる ものを見つけると思います。 谷田貝さんとは同年生まれなので、海外で暮らす同級生のような気持ち で応援しています。 これからも頑張ってくださいね。

2004年2月22日 HN:美龍

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