仏門に入れば、非日常性の極致を・・・

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イタリア・ミラノにお住まいのMさん、ボンジョルノ? 成田の入管を出たところで、小生はカンボジア少年少女舞踊団を、Mさんはイタ リアから同行した知人を、なかなか進まない官僚的な手続きを怒りとともに眺め ながら待っていました。思えば珍しい出会いですね。 あれからもう2年ですか・・・。 バンコクの空からサワディー・クラップ!! 今日は少し雲がかかって蒸し暑いバンコクです。 今日は、これからシーロム通りのホリデーインホテルで某大手旅行社のロングス テイオリエンテーション。 午後、静岡からお越しの女性社長Kさん、そのお客様のTさんをお迎えし、夕刻 ロングステイの達人バンナーのイケメン氏を交え夕食会。 さて、11月24日付の当欄で、「無気力に生きる方が、死より怖い・・・」と 題し、奈良県のSさんからのお便りを紹介しました。 今日は、それに対する小生の返事、そしてまたそれに対するSからの御返信と、 往復書簡風にお届けします。

S様 こんにちは。 呑気なメルマガに相応しいテーマかどうか、非常に迷ったのですが、(死という テーマは)避けて通れないなと思い書くことにしました。 先日、小生も、(関東地方の)某高齢者住宅に数日泊り込んだのですが、そ こにおられる方のなかにも、「無気力で何もせず、ただ死を待っているだけ」と いう感じの方もおられました。 これが、今の日本が直面している福祉の現実だから仕方ないじゃないかという意 見もあるでしょうが、小生はやはり違ったことを提案していきたいと思います。 死をキチンと見つめ、より良く生きること。 そのためには、死のその時まで、できるだけ溌剌と元気でいること。 そのノウハウを見つけ伝えていくこと。 そのヒントをつかむきっかけはここタイをはじめアジアにあるということ。(仮 説であり、思い込みでもあります。) そんなことを考えております。 失礼しました。 谷田貝 拝

谷田貝さん サワディカップ。 ご多忙にも拘らずお返事頂き有難うございます。 今日会社の近くの喫茶店の女主人が、年末バリへ 行くのだそうですが、”至福の時”、”癒しの地”と言っ た勧誘の言葉をよく聞くということが話題になりまし た。癒しは別に海外でなくとも、気持ちの問題で、ど こでも癒されるのではないの、と話ていましたが、今 日のバーンタオ通信で同趣旨のお話がでているのを 読み、シンクロニシティを感じました。 ”無気力で死を待つだけ”にどうしてなるのか、を考えてみましたが、精神の乾きで はないかと思います。 ただ、年をとって体力が衰えると、気力も衰え、精神 の乾きなどを省みる精神状態ではなくなるのかも知 れません。 ”死のその時まで、できるだけ溌剌と元気でいるこ と”は大賛成ですし、自分の希望でもあります。 ”そのヒントをつかむきっかけはここタイをはじめアジ アにあるということ。”西洋の量子物理学者や深層 心理学者は最後は東洋哲学に向うようです。東洋 哲学については何も知りませんが、この辺になに かヒントがあるかも知れません。 私は旅が好きです。何故旅をするかを考えてみまし たが、”非日常性の探求”ではないかとおもいます。 私の場合は旅という非日常的生活で心が安らぎま す。 タイでロングステイをするだけでも、非日常的生活も いいところですが、そのステイの間に、例えば植物 を植えて収穫するといった、結果のでる活動ができ れば素晴らしいと思います。可能であれば数ヶ月 仏門に入れば、非日常性の極致を窮めることになり ます。 もう少しすると一年で最も過ごし易い季節になるかと 存じます。 ”一昔前のバンコク”の続きはもう少しお時間をくださ い。 本日はこれにて失礼します。 S拝

仏門に入る・・・。 これもまた素晴らしい目的ですね。 まとまった時間がないと出来ませんし、タイの文化を知るには一番いいでしょう。 小生、前勤めていた会社を辞めて今の会社を興すときに、しばらく仏門に入ろう と思っていましたが、結局慌しくなって断念しました。 そのことを嘆いておりますと、口の悪い友人に「今のような俗っぽい生活をして いたら説得力がない」と云われてしまいました。 そりゃまあそうですけど・・・。 11月28日

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